「ケースなし派」がいつか割れる理由、画面ガラス自体の硬度の話
「強化ガラスなんだから裸のままでいいんじゃないか」と、実は少し思っていました。
調べてみると、iPhoneの画面に使われているガラスのモース硬度はだいたい5〜6程度で、これは意外と傷つきやすい部類です。
問題は傷そのものより、その後です。
表面に小さな傷が一つ入ると、そこがガラス内部の歪みの弱点(ウィークポイント)になり、次に落としたときは、さほど高い位置からでなくても、その傷を起点に一気に割れてしまうことがあります。
しかもガラスは衝撃が一点に集中する「角」からの落下に特に弱いという性質もあります。
「強化ガラス=割れない」ではなく「強化ガラス=傷つきにくい」だけで、傷が蓄積するほど本来の強度が失われていく、という仕組みを知ってから、ケースなしで使い続けることの怖さがようやく実感できました。
透明ケースが黄ばむのは、紫外線がTPUの分子結合を壊すから
使っていた透明ケース、気づいたら全体がうっすら黄色くなっていました。
あれ、地味にテンションが下がるんですよね。
買ったときはあんなに透明で綺麗だったのに。
調べてみると、透明ケースの黄ばみは紫外線がTPU素材の分子結合を切断することから始まる化学変化だそうです。
紫外線は室内の照明からも出ていて、窓ガラスやカーテンも貫通してくるので、外でどれだけ気をつけていても避けにくいものだといいます。
TPUは柔らかくて衝撃に強い反面、黄ばみやすいのが弱点で、一度黄変してしまうと漂白剤や重曹でも元の透明さには戻せません。
次に選んだのが、ESRのClassicというiPhoneケースでした。
背面PC・側面TPUのハイブリッド構造が、黄ばみを抑える理由
このケースは、背面にポリカーボネート(PC)、側面にTPUを使うハイブリッド構造になっていて、さらに耐黄変PUコーティングが施されています。
ポリカーボネートはTPUより硬く、紫外線による分子劣化に強い素材です。
一番目に入りやすい背面の広い面積をPCにすることで黄変が目立ちにくくし、側面は衝撃吸収性の高いTPUで耐久性を確保する、という役割分担がされているわけです。
実際に使い始めて数カ月、以前のケースなら確実に色が変わり始めていた時期を過ぎても、透明なままでした。
カメラ部分が、いつの間にか動画視聴の相棒になっていた
カメラフレームのところが、そのまま隠しスタンドとして使える構造になっています。
最初は「使わないだろうな」くらいに思っていた機能でした。
ところが、ベッドで動画を横向きで観たいときにふと試してみたら、これが便利で。
角度は15°〜69°の範囲で調整できるので、縦置き・横置きどちらでも安定します。
想定していなかった機能が、いつの間にか一番使う機能になっていた、という珍しい体験でした。
MagSafe対応で、外す手間そのものがなくなった
MagSafe対応の磁力リングが内蔵されていて、1,500gの強力マグネットでアクセサリーがしっかり固定されます。
ケースを付けたままMagSafe充電器やアクセサリーがそのまま使えるので、充電のたびに外す手間がなくなりました。
これまで使っていたケースの中には、充電のたびに外さないといけないタイプもあって、正直かなり面倒でした。
米軍MIL規格相当、落下高さ約4.9mという数字の意味
米軍のMIL規格に準拠した耐衝撃性能で、約4.9mの高さからの落下にも耐えるとされています。
実は一度、ポケットから取り出そうとしてうっかり床に落としてしまったことがあるんですが、画面にもケースにも傷一つ付きませんでした。
ガラスが特に弱い「角からの衝撃」を、ケースの角部分の厚みとクッション性で受け止めて分散させているからこそ実現できている数字なんだと、ガラスの弱点を知ったうえで見ると納得感が違います。
厚みと指紋の目立ちやすさは、正直なところ
保護性能を重視した作りなので、薄さ・軽さを最優先したい人には、多少厚みが気になるかもしれません。
表面が光沢のある質感なので、マット系のシリコンケースに比べると指紋が目立ちやすいのも正直なところです。
ボタンの押し心地自体はそこまで悪くなく、電源・音量ボタンのクリック感はちゃんと感じられますが、カメラ周りの保護パーツの分、操作感がわずかに変わる感覚はあります。
黄ばみにくくて、スタンドにもなって、MagSafeもそのまま使える。
3千円台でこの内容は、正直かなりお値段以上だと思っています。



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