旅行に行きたい。
インスタント麺で、日本全国を旅!してみる。
北海道から沖縄まで、47都道府県リストアップ!
「えっ、こんなインスタント麺があるの?」
という商品まで探して食して旅してみます。
北海道
北海道|まずは「北海道限定」の袋麺から
北海道と聞くと、味噌ラーメンを思い浮かべる人も多いですよね。
でも、今回の企画で探したいのは、ただ「北海道っぽいラーメン」ではありません。
「それ、北海道では普通に売ってるの?」「こっちでは見たことないぞ」
そんな袋麺を探して、自宅で北海道を味わってみたい。
そうやって探していくと、いきなり面白い商品が見つかりました。
北海道限定「マルちゃん ダブルラーメン」
北海道のご当地袋麺として外せないのが、東洋水産の「マルちゃん ダブルラーメン」です。
名前の通り、普通の袋麺とはちょっと違います。
1袋に2人前入っているんです。
しかも、この商品が登場したのは1964年。東洋水産によると、北海道限定発売の即席袋麺として長く販売されてきた商品です。
現在も「しょうゆ」「しお」「みそ」があり、いずれも販売エリアは北海道となっています。
全国区の有名ラーメンを北海道風にした商品ではなく、北海道限定というところが、今回の「日本全国を袋麺で旅する」という企画にぴったり。
旅行で北海道に行ったときにスーパーで見つけたら、「おっ、これ北海道限定じゃん」と買ってしまいそうです。
でも今回は旅行に行かなくてもいい。
自宅で北海道限定の袋麺を作ってしまいましょう。
「北海道、まずはこれで一杯目!」という感じです。
もう一つ気になったのが「オホーツクの塩ラーメン」
北海道の袋麺を探していると、もう一つかなり気になる商品が出てきます。
それが「オホーツクの塩ラーメン」。
こちらは北海道湧別町の株式会社つららが手掛ける商品です。
名前だけでも北海道感がありますが、使われている塩にもちゃんと理由があります。
つららでは、オホーツク海からくみ上げた海水を使って「オホーツクの塩」を作っています。
その塩を使ったラーメンなので、北海道の地名だけをパッケージに載せた商品とはちょっと違います。
「オホーツクの塩を使った袋麺を家で食べる」。
こういうところが、ご当地インスタント麺の楽しいところですよね。
しかも塩ラーメンなので、北海道の味噌ラーメンとはまた違った方向から北海道を楽しめます。
北海道だけでも、探してみるとまだまだ候補が出てきます。
利尻昆布を使ったラーメンや、毛がにをテーマにした袋麺など、「北海道って何杯食べられるんだ?」というくらい面白い商品が見つかります。
今回はその中から、「北海道限定」という分かりやすさと、「オホーツク」という土地を感じられる面白さの2方向から選んでみました。
旅行なら北海道まで行くところですが、今回はキッチンでお湯を沸かすだけ。
袋を開けて、麺をゆでて、スープを入れる。
それだけで、ちょっとした北海道旅行の始まりです。
青森県
煮干しの香りで、青森へ
青森県のインスタント麺を探してみると、かなり早い段階で「煮干し」が出てきます。
青森県の公式観光情報でも、津軽地方に広がるご当地ラーメンとして煮干しラーメンが紹介されています。
青森のラーメンって、ただの醤油ラーメンじゃないんですね。
煮干しの使い方によって、あっさりしたタイプから、煮干しの存在感を前面に出した濃厚なタイプまであります。
そこで今回、家で食べる青森の一杯として選んだのが、「青森煮干しラーメン」です。
青森の煮干しを、袋麺で楽しむ
このラーメンは2食入りのご当地商品。
麺は細めのちぢれ麺で、スープは煮干しを使った醤油味です。
さらに、青森県十和田市の醤油メーカー「ワダカン」の醤油が使われています。
こういうところが、僕はご当地インスタント麺の面白さだと思います。
「青森ラーメン風の味にしました」というだけではなく、青森で親しまれている醤油まで使っている。
袋を開けてしまえば、見た目は普通のラーメンかもしれません。
でも、スープを一口飲んだときに煮干しの風味が広がれば、それだけでちょっと青森に近づいた気分になれそうです。
しかも今回は袋麺。
カップ麺をお湯で作るのとは違って、鍋で麺をゆでて、スープを合わせて、好きな具を乗せる。
チャーシュー、メンマ、ネギ、わかめなんかを用意して、自分なりの青森ラーメンにしてみるのも楽しそうです。
「今日は青森に行ったつもりで、煮干しラーメン!」
こんな晩ごはんも、なかなかいいですよね。
青森のご当地麺を探していると、煮干しだけでは終わりません。
青森県には、味噌カレー牛乳ラーメンという、名前を聞いただけでも「どんな味なんだ?」と気になるご当地ラーメンもあります。
さらに、にんにくを使ったラーメンなども見つかります。
特に青森県田子町は、にんにくの産地として知られていて、田子産にんにくを使ったご当地袋麺まであります。
こうして探してみると、青森だけでも「煮干し」「味噌カレー牛乳」「にんにく」と、かなり個性的です。
今回はその中から、青森のご当地ラーメンとして分かりやすく、しかも袋麺で楽しめる「青森煮干しラーメン」を選びました。
岩手県
三陸・釜石の味を袋麺で
青森の次は岩手県。
岩手のご当地ラーメンを探してみると、気になったのが「釜石ラーメン」です。
釜石ラーメンは、琥珀色に透き通ったスープと、極細の縮れ麺が特徴。
早く茹で上がる細い麺が広まった背景には、製鉄所で働く人や漁師さんなど、忙しく働く人たちをなるべく待たせないようにしたという話もあります。
こういう話を知ってから食べると、ただの「ご当地ラーメン」ではなく、その土地の暮らしまで少し見えてくる感じがします。
今回選んだのは「三陸釜石 中村家 帆立ラーメン」
今回、岩手県の一杯として選んだのは、「中村家監修 帆立ラーメン」です。
岩手県釜石市の「中村家」が監修した袋麺で、帆立エキスを使った旨塩味のスープが特徴。
麺とスープが入った袋麺なので、もちろん自宅の鍋で作れます。
ここが今回の旅の面白いところ。
岩手まで行って三陸の海の幸を食べる……というのが本当の旅行なら、今回は岩手・釜石をイメージする一杯を、自宅のキッチンで作ってしまいましょう。
しかも「帆立」です。
岩手の海を思い浮かべながら、ねぎを少し乗せて食べるだけでも、いつものインスタントラーメンとはちょっと違った気分になりそうです。
具材は入っていないので、せっかくなら本物の帆立を追加してみるのも面白そう。
「今日は三陸旅行!」
そう言いながら鍋を火にかけるのも、この企画ならアリですよね。
ちなみに、釜石には「金の釜石らーめん」のような、さらに釜石らしさを前面に出した袋麺もあります。
釜石市の特産品ショップでは、釜石富士本醸造醤油を使った商品として販売されており、あっさりしたスープと縮れ麺が特徴です。
こうして探してみると、岩手は「盛岡冷麺」だけではありません。
釜石のラーメン、三陸の海産物を使ったラーメンなど、探せばちゃんと「岩手で食べてみたい一杯」が見つかります。
今回の岩手は、三陸・釜石の雰囲気を感じられる「帆立ラーメン」にしました。
北海道では北海道限定の袋麺、青森では煮干し。
そして岩手では、三陸の海を感じる帆立。
県が変わるたびに味の方向まで変わっていくのが、この47都道府県食べ歩きの面白いところです。
宮城県
宮城県|仙台味噌の辛みそラーメンで仙台へ
宮城のラーメンを探していて、やっぱり気になったのが仙台の辛みそラーメンです。
宮城県の観光情報を見ても、仙台の辛味噌ラーメンは宮城を代表するご当地ラーメンのひとつとして紹介されています。
仙台味噌を使った味噌スープに辛味を加えたラーメンで、仙台では1980年代から親しまれてきました。
ということで、宮城県は「仙台辛みそラーメン」でいってみます。
2人前が入った袋麺で、スープには仙台みそを使用しています。
味噌のコクだけではなく、にんにくや煮干しなども使われていて、あとを引く辛さが特徴です。
こういう袋麺を見つけると、ちょっと嬉しくなります。
「仙台味噌を使った辛みそラーメン」って、名前だけでも宮城県へ行った感じがしませんか?
しかも、カップ麺ではなく自分で鍋に入れて作る袋麺。
麺を茹でて、スープを作って、最後に好きな具を乗せる。
せっかくなら、もやしやねぎをたっぷり入れて、仙台のラーメン屋さんに行ったつもりで食べてみたいところです。
辛味噌なので、寒い日に食べたら体も温まりそう。
「今日は宮城県!」
そんな感じで夕食に出してみるのも楽しそうですね。
秋田県
稲庭うどんの技術で作る「稲庭中華そば」
秋田といえば、きりたんぽ、比内地鶏、そして稲庭うどん。
今回も「秋田らしいインスタント麺はないかな?」と探してみたところ、かなり面白い一杯が見つかりました。
それが「稲庭中華そば」です。
名前を見ただけで、ちょっと気になりませんか?
稲庭うどんなのに中華そば。
いったいどんな麺なんだろう……と、食べる前から興味が湧いてきます。
この「稲庭中華そば」を作っているのは、秋田県湯沢市の佐藤養悦本舗。
稲庭うどんの伝統製法を生かして、中華麺を作っています。
普通の袋麺とは少し違って、乾麺ならではの食感を楽しめるのが、この商品の面白いところ。
メーカーによると、麺を「干す」ことで、生麺とは違う独自の食感と旨みを生み出しています。
つまり、秋田の有名な麺文化を、そのままラーメンに持ってきたような商品なんですね。
これは今回の「自宅に居ながら日本全国を旅する」という企画にぴったりです。
スープは比内地鶏の旨みを楽しむ醤油味
稲庭中華そばには、比内地鶏と魚介の旨みを合わせた醤油スープが用意されています。
秋田といえば比内地鶏。
そして麺は稲庭。
一杯の中に「秋田らしさ」がしっかり入っています。
せっかくなら、刻みねぎをたっぷり乗せて、チャーシューや味玉も用意してみたい。
そして、細くなめらかな麺をすすりながら、秋田旅行を想像する。
本物の稲庭うどんを食べるのとはまた違った、「秋田の麺旅」です。
山形県
そば屋の味をラーメンにした「鳥中華」
山形県で見つけたのは、ちょっと不思議な名前の袋麺です。
「鳥中華」。
ラーメンなのに「そば屋の中華」と呼ばれている、山形のご当地麺です。
特徴は、そばつゆをベースに鶏の旨みを加えた和風のスープ。
そこに中華麺を合わせています。
今回選んだのは、山形県東根市にあるみうら食品の鳥中華。
乾麺タイプなので、自宅で鍋を使って作れます。
麺は中太の平打ちタイプ。そばつゆベースのスープと合わせると、普通の醤油ラーメンとはかなり違った一杯になりそうです。
おすすめの具は、鶏肉、ねぎ、海苔、そして天かす。
特に鶏肉とねぎを乗せると、山形のそば屋で出てくる「鳥中華」らしい雰囲気が一気に出ます。
ラーメンなのに、どこか蕎麦屋っぽい。
こういう「ちょっと変わったご当地麺」を探すのが、今回の旅の面白いところです。
山形まで行かなくても、自宅で鳥中華。
これは一度食べてみたくなります。
福島県
喜多方市の製麺所が作る「喜多方自家製乾燥ラーメン」
福島県といえば、やっぱり喜多方ラーメン。
今回は全国ブランドのカップ麺ではなく、喜多方市の製麺所が作っている袋の乾燥ラーメンを選びました。
作っているのは、福島県喜多方市の五十嵐製麺。
喜多方ラーメンらしい平打ちのちぢれ太麺を低温熟成して乾燥麺に仕上げています。
乾麺なのに、もっちりした歯ごたえと滑らかな喉ごしを楽しめるのが特徴です。
味は醤油、味噌、塩、担々麺などがあり、食べ比べができるセットもあります。
個人的には、まず醤油味から食べてみたいところ。
太めのちぢれ麺にスープが絡んで、喜多方ラーメンらしい一杯を自宅で楽しめそうです。
茨城県
甘辛あんが決め手の「スタミナラーメン」
茨城県で選んだのは、ちょっと変わったご当地ラーメンです。
茨城スタミナラーメン。
普通のラーメンを想像していると、たぶん少し驚きます。
特徴は、太めの麺にキャベツやカボチャなどの具材が入った甘辛い醤油あんをかけるスタイル。
茨城県の公式観光情報でも、県を代表するご当地ラーメンのひとつとして紹介されています。
自宅で食べるなら「凄麺 茨城スタミナラーメン」
今回見つけたのが、ヤマダイの「凄麺 茨城スタミナラーメン」です。
茨城県産醸造の濃口醤油を使った甘辛いスープに、モチモチした極太麺を合わせています。
キャベツ、白菜、ニラ、そしてカボチャまで入っているので、見た目からして普通の醤油ラーメンとは違います。
特に面白いのが、とろみのある甘辛い醤油あん。
麺にあんが絡むので、最後までしっかり味わえそうです。
茨城のご当地ラーメンを知らなかった人なら、「スタミナラーメンってこんなラーメンなの?」と興味が湧く一杯だと思います。
栃木県
佐野のあっさり醤油「佐野ラーメン」
栃木県で選んだのは、佐野市を代表するご当地ラーメン。
佐野ラーメンの特徴は、青竹で麺を打つ「青竹打ち」と、澄んだ醤油ベースのあっさりしたスープ。
今回見つけたのは、佐野市の人気店「大和」監修の「栃木 佐野ラーメン 大和 あっさり醤油味」です。
袋麺なので、自宅で鍋を使って作れるのも今回の企画にはちょうどいいところ。
こってり系のラーメンが続いたときに、こういう透き通った醤油スープが来ると、ちょっと嬉しくなります。
具材はチャーシューとねぎだけでも十分ですが、せっかくならメンマも用意して、佐野ラーメンらしい一杯にしてみたいですね。
あっさりしたスープに、もちっとした麺。
群馬県
幅広麺が面白い「ひもかわラーメン」
群馬県で見つけたのは、普通のラーメンとはちょっと違う一杯です。
群馬名物の「ひもかわ」といえば、幅の広い麺が特徴。
そのひもかわをラーメンにしたのが、この商品です。
作っているのは群馬県桐生市の叶屋食品。
ラーメンなのに、麺がひらひらと幅広い。
普通の袋麺とは見た目からして違うので、鍋に入れた時点でちょっと楽しめそうです。
スープは醤油味。
幅広の麺にスープを絡めながら食べると、いつものラーメンとは違った食感を楽しめそうですね。
群馬まで行かなくても、こういうご当地麺なら自宅で試せます。
「ラーメンなのに、ひもかわ?」
埼玉県
「埼玉もっけい味噌ラーメン」。
埼玉県久喜市にある「麺場もっけい」の人気メニュー「もっけい味噌」を再現した袋麺です。
お店の「もっけい味噌」は、麹味噌・白味噌・赤味噌をブレンドした味噌に、豚骨を中心とした動物系スープを合わせた濃厚な味噌ラーメン。
さらに、味噌ラーメンには札幌の西山製麺から直送された麺を使っています。
その味を自宅で楽しめるようにしたのが、この乾麺タイプの袋麺です。
スープには味噌だけでなく、しょうゆ、ガーリック、ジンジャー、唐辛子なども使われています。
味噌ラーメンらしいコクがありながら、にんにくや生姜の風味も感じられるタイプ。
これは白いご飯と一緒に食べたくなります。
麺を茹でてスープを合わせ、もやしやねぎをたっぷり乗せれば、かなり「もっけい味噌」らしい雰囲気になりそうです。
埼玉のご当地麺を探していて、まさか久喜のラーメン店の看板メニューが袋麺になっているとは思いませんでした。
こういう商品に出会えるのが、全国のご当地麺を探す面白さですね。
千葉県
千葉県産はまぐりのだしで味わう塩ラーメン
千葉県で見つけたのは、千葉県産のはまぐりを使った袋麺です。
「tabete だし麺 千葉県産はまぐりだし塩らーめん」。
千葉県には竹岡式ラーメン、勝浦タンタンメン、アリランラーメンなど、個性的なご当地ラーメンがあります。
その中で今回は、ラーメンそのものだけではなく、千葉県産の素材を使っていることに注目しました。
貝ならではの風味とコクを楽しむタイプで、一般的な醤油ラーメンや味噌ラーメンとは、また違った一杯です。
麺は熟成・乾燥させたタイプで、鍋で4分半ほど茹でて作ります。
スープからはまぐりの旨みをしっかり感じられそうなので、具材はあまり盛りすぎず、ねぎやわかめくらいでシンプルに食べてみたいですね。
もちろん、はまぐりを追加して「はまぐり増し」にするのもアリ。
自宅で作る袋麺なのに、千葉県産はまぐりのだしを味わえる。
東京都
東京都で選んだのは、吉祥寺の老舗ラーメン店「ホープ軒本舗」。
1935年に屋台から始まった店で、現在も吉祥寺で営業しています。
ホープ軒本舗の中華そばは、豚骨や野菜からじっくり取ったスープが特徴。
濃厚な豚骨スープというより、ほどよいコクとまろやかな甘みのある東京らしい豚骨醤油です。
そこに合わせるのが、スープによく絡む縮れ麺。
そして、ホープ軒本舗といえば、卓上の「唐華」で味を変える楽しみもあります。
辛いものが好きなら、少し加えて味変してみるのも面白そうです。
東京のラーメンというと、醤油のあっさりした中華そばを想像する人もいるかもしれません。
でも東京には、こんな豚骨醤油の老舗もあります。
神奈川県
神奈川県で選んだのは、横浜を代表する家系ラーメンです。
「横浜ラーメン 六角家 豚骨醤油」。
横浜家系ラーメンといえば、豚骨の旨みに醤油のコクを合わせた濃厚なスープと、太めの麺が特徴。
今回見つけたのは、横浜の有名店「六角家」の味を再現した袋麺です。
乾麺タイプですが、家系ラーメンらしい豚骨醤油のスープを合わせて、自宅で横浜の味を楽しめます。
家系といえば、やっぱり海苔・ほうれん草・チャーシュー。
この3つを用意して、仕上げに海苔をスープに浸しながら食べると、かなり気分が出そうです。
もちろん、ご飯を一緒に用意するのも忘れたくありません。
新潟県
新潟といえば、お米や日本酒だけではありません。
実は新潟県には、地域ごとに個性の違うご当地ラーメンがあり、その代表として「新潟5大ラーメン」が知られています。
新潟県観光協会が紹介している5種類は、
- 長岡生姜醤油ラーメン
- 燕三条背脂ラーメン
- 新潟濃厚味噌ラーメン
- 新潟あっさり醤油ラーメン
- 三条カレーラーメン
の5つ。
しかも、この5種類をまとめて楽しめる「新潟5大ラーメンBOX」まで販売されています。
そこで今回は、このセットを基準に、5種類の違いを比較。
| 種類 | 大きな特徴 | 麺・スープの方向性 |
|---|---|---|
| 長岡生姜醤油 | 生姜が効いた醤油味 | 醤油+生姜 |
| 燕三条背脂 | 背脂と太麺 | 濃いめの醤油+太麺 |
| 新潟濃厚味噌 | 濃厚な味噌 | 濃厚味噌+太麺 |
| 新潟あっさり醤油 | 澄んだ醤油スープ | あっさり醤油+細麺 |
| 三条カレー | カレー味 | カレー+ラーメン |
富山県
富山なら、やっぱり富山ブラック。
真っ黒な醤油スープが特徴の、見た目からしてインパクトのあるラーメンです。
インスタント麺にも富山ブラックの商品があります。
初めて食べる人は、ちょっと濃そうだなと思うかもしれません。
でも、その「濃そう」がご当地感なんですよね。
石川県
石川県といえば、やっぱり石川のソウルフード8番らーめん。
北陸を中心に長く親しまれているラーメンチェーンで、石川県民にはおなじみの存在です。
今回見つけたのは、その8番らーめんを自宅で楽しめる商品。
8番らーめんといえば、たっぷりの野菜が乗った「野菜らーめん」が看板メニュー。
ラーメンなのに野菜が主役級。
キャベツやもやしなどがたっぷり乗ったあの姿を思い出す人も多いと思います。
お店まで行かなくても、自宅で8番らーめんの味を試せるなら、これはちょっと食べてみたくなります。
福井県
敦賀の老舗「一力」の中華そば
福井県敦賀を代表する老舗ラーメン店「中華そば 一力」のインスタントパックです。
一力は1958年に屋台から始まったお店で、今では敦賀ラーメンを代表する存在。
豚骨と鶏ガラをベースにした黄金色の醤油スープに、もちっとした中細のちぢれ麺を合わせ、仕上げの胡椒がアクセントになっています。
この味を自宅で楽しめるのが「一力」のインスタントパック。
袋の中には麺と濃縮スープが入っていて、鍋で麺を茹でて作ります。
チャーシュー、ねぎ、紅しょうがを乗せれば、お店の中華そばに近い雰囲気で楽しめそうです。
山梨県
山梨県で見つけたのは、名前からして気になるご当地麺です。
「ラーほー」。
山梨の郷土料理「ほうとう」とラーメンを組み合わせた、笛吹市の新しいご当地グルメです。
ほうとうの幅広い麺を使い、ラーメンのようなスープで食べるのが「ラーほー」の特徴。
ほうとうの麺を、醤油味のラーメンスープで食べます。
普通のラーメンとは違う幅広の麺なので、見た目からしてちょっと面白い。
しかも、ほうとうというと味噌味を思い浮かべますが、ラーほーは醤油味。
ラーメンのスープでほうとうを食べると、どんな感じになるのか。
これは実際に作ってみたくなります。
具材は、ねぎやメンマだけでもいいですが、山梨のほうとうらしく野菜をたっぷり入れてみるのもよさそうです。
長野県
長野で昔から愛される「ポンちゃんラーメン」
長野市の信陽食品が1964年から販売している、長野のご当地インスタント麺です。
袋麺は「しょうゆ味」と「みそ味」があり、昔ながらのシンプルな袋麺らしさが残っています。
ポンちゃんラーメンの面白いところは、全国的に有名な商品ではないこと。
長野県では長く親しまれてきた一方、県外に住んでいるとスーパーで普通に見かける機会はなかなかありません。
しょうゆ味は、いわゆる昔ながらの中華そばを思わせるあっさりした味わい。
チャーシュー、メンマ、ねぎを乗せて、シンプルに食べてみたいですね。
岐阜県
岐阜県といえば、やっぱり一度は食べてみたいのが高山ラーメン。
飛騨高山では「中華そば」と呼ばれることも多く、細く縮れた麺に、すっきりしたしょう油味のスープを合わせるのが特徴です。
高山ラーメンは、派手に濃い味で押してくるタイプではありません。細い縮れ麺にしょう油スープが絡んで、どこか昔ながらの中華そばを思わせる味。
チャーシュー、メンマ、ネギをのせるだけでも、かなり雰囲気が出ます。個人的には、具を盛りすぎずシンプルに食べてみたいラーメンです。
静岡県
朝からラーメン?藤枝の「朝ラーメン」を自宅で
それが藤枝朝ラーメン。
名前の通り、藤枝では朝からラーメンを食べる文化があり、しかも温かいラーメンと冷たいラーメンを一緒に食べるのが藤枝流なんだとか。
朝からラーメンと聞くと「重くないの?」と思いますが、藤枝の朝ラーメンは脂分の少ない魚介系しょう油スープで、つるっとした麺を使ったあっさり系。
温かいスープだけでなく、冷たい食べ方も楽しめるのが面白いところです。
朝に食べるのはもちろん、暑い日に冷たいラーメンとして食べてみるのもよさそう。
「朝からラーメン」という藤枝独特の食文化を、自宅で試してみる。
愛知県
名古屋生まれの辛うま「台湾ラーメン」
名前だけを見ると台湾の料理に思えますが、実は名古屋生まれ。唐辛子とニンニクを効かせたピリ辛の肉そぼろをのせる、愛知ならではのご当地ラーメンです。
今回選んだのは、寿がきやの台湾ラーメン。
寿がきやといえば、東海地方ではおなじみの存在。その寿がきやから袋麺の台湾ラーメンが出ているので、愛知県の一杯として選びました。
スープは唐辛子の辛さとニンニクの風味が効いた、クセになるタイプ。もやしやニラ、ひき肉を加えると、名古屋のお店で食べる台湾ラーメンらしい雰囲気が一気に出てきます。
三重県
三重県で選んだのは、「あじへい」。
始まりは1972年。松阪市のわずか7坪半の小さな店からスタートしたラーメン店です。
あじへいのラーメンで特徴的なのが、白菜と豚肉を炊いたスープ。そこに特製の醤油ダレを合わせた、どこか懐かしい味わいです。
今では三重県内を中心に店舗を展開していますが、もともとは小さな一軒のラーメン店。50年以上続いていることを考えると、地元で長く愛されてきたことが分かります。
今回の商品は、そんなあじへいの店名を冠した冷凍ラーメン。白菜と豚肉を使った、あじへいらしい一杯を自宅で楽しめます。
三重県のご当地ラーメンというと伊勢うどんなどが先に浮かびますが、今回は1972年から続く「あじへい」。地元で長く親しまれてきたラーメンを食べてみます。
滋賀県
滋賀県で選んだのは、彦根生まれの近江ちゃんぽんです。
近江ちゃんぽんの歴史は古く、昭和38年(1963年)に彦根市の「麺類をかべ」で誕生しました。
当時の店で出していたちゃんぽんが評判になり、今では滋賀県民のソウルフードと呼ばれるまでに広がっています。
長崎ちゃんぽんを思い浮かべる人も多いと思いますが、近江ちゃんぽんはかなり違います。
特徴は、削り節や昆布などから取った黄金色の和風だしと、たっぷりの野菜。
豚肉と野菜をスープと一緒に煮込むことで、野菜の甘みも加わります。こってり系というより、だしの旨みをしっかり味わうタイプです。
京都府
新福菜館や第一旭だけじゃない!老舗「ますたに」の京都ラーメン
京都のラーメンと聞くと、新福菜館や本家 第一旭を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
でも、京都ラーメンを語るなら、もう一軒知っておきたい老舗があります。
それが、京都・北白川の「ますたに」です。
1940年代から続く老舗で、京都ラーメンの歴史を語るうえでも外せない存在。特に鶏ガラ醤油のスープに背脂を浮かせ、一味を効かせるスタイルが特徴です。
背脂がたっぷり浮いているので、見た目はこってりしていそうですが、ベースのスープは意外とすっきり。背脂の甘みとコクに、一味のピリッとした辛さが加わります。
ここを食してこそ、京都ラーメンを食べた!と言えそうです
大阪府
大阪には昔から地元で愛されてきたラーメンがあります。
それが「高井田系ラーメン」です。
東大阪から大阪市東部にかけて根付いたラーメンで、濃い色をした醤油スープと、存在感のある太い麺が特徴。
その歴史は古く、1945年創業の「中華そば 住吉」など、戦後から続く老舗もあります。
今回選んだのは、そんな高井田系を受け継ぐ「麺屋丈六」の大阪ラーメン。
真っ黒な醤油スープを見ると「かなり濃いのでは?」と思いますが、鶏ガラや昆布のだしを合わせたスープは、見た目ほど醤油辛くなく、意外とすっと飲める味わいです。
そこに合わせるのが、もっちりとした中太ストレート麺。ざく切りのネギをたっぷりのせて食べれば、高井田系らしい一杯になります。
大阪にも、こんなに歴史のあるご当地ラーメンがあったんですね。
兵庫県
兵庫県のラーメンといえば、神戸ラーメンを思い浮かべる人も多いかもしれません。
でも、兵庫県にはもう一つ、昔から地域で愛されてきたご当地ラーメンがあります。
それが、西脇市を中心とした北播磨地方の「播州ラーメン」です。
初めて聞いた人が一番驚くのは、スープの味かもしれません。
播州ラーメンの特徴は、甘みのある醤油スープ。そのルーツは、昭和30年代に盛んだった播州織にあります。
当時、織物工場で働くために全国から若い女性が集まり、そんな女性たちの口に合うようにスープが甘く工夫されていったとされています。
今では半世紀以上にわたって地域で親しまれている、兵庫県を代表するご当地ラーメンです。
今回選んだのは、イトメンの兵庫播州ラーメン。
イトメン自体も1945年創業という歴史のあるメーカーで、日本で2番目に袋麺を発売した会社としても知られています。
奈良県
1968年創業「彩華ラーメン」調べてみると天理ラーメンが1978年創業でした。
その中でも今回選んだのは、1968年創業の「彩華ラーメン」です。
奈良県天理市で屋台から始まった彩華ラーメンは、今では天理ラーメンを代表する存在。白菜をたっぷり使うスタイルでも知られています。
彩華ラーメンの特徴は、白菜、豚肉、ニラなどが入った具だくさんのラーメン。そこにニンニクの風味と唐辛子の辛みが加わります。
スープは醤油ベースですが、普通の醤油ラーメンとはかなり印象が違います。ニンニクの香りとピリッとした辛さ、白菜の甘みが合わさって、食べ始めると箸が止まらなくなるタイプ。
今回は、そんな彩華ラーメンと名城食品がコラボした「彩華天理ラーメン」を選びました。
2人前の生麺タイプなので、白菜や豚肉、ニラなどを自分で加えて作れば、かなり本格的な天理ラーメンを自宅で楽しめそうです。
和歌山県
和歌山ラーメンを全国に知らしめた1953年創業の老舗「井出商店」
和歌山ラーメンには大きく分けて「車庫前系」と「井出系」がありますが、井出商店はその名の通り「井出系」のルーツとなったお店です。
創業当時は澄んだ醤油味のスープでしたが、もっとコクを出そうと試行錯誤する中で、豚骨をじっくり炊き込んだ現在の濃厚な豚骨醤油スープが生まれました。
このスープが、とにかく特徴的。
豚骨の旨みと醤油のコクが合わさった、まろやかで濃厚な味わいなのに、後味は意外とすっきりしています。
細めのストレート麺に濃厚なスープが絡み、チャーシュー、ネギ、メンマ、そして和歌山ラーメンではおなじみのかまぼこを添えて食べるのが定番です。
井出商店は1998年に新横浜ラーメン博物館へ出店した際、約8か月間ほとんど行列が途切れず、最大待ち時間210分という記録まで残した伝説の店。
今回は、そんな和歌山ラーメンの老舗・井出商店の味を自宅で楽しめる乾麺を選びました。
鳥取県
1946年創業!牛骨ラーメンの老舗「満洲味」
ちょっと珍しい牛骨ラーメンです。
鳥取県のラーメンと聞いても、すぐに思い浮かばない人も多いかもしれません。でも鳥取県中西部には、昭和20年代から続く牛骨ラーメンの文化があります。
その中でも今回気になったのが、米子市の「満洲味(ますみ)」。
創業は1946年。戦後間もない頃から続く老舗で、鳥取牛骨ラーメンの発祥店の一つとして知られています。
牛骨ラーメンの面白いところは、豚骨でも鶏ガラでもなく、牛骨からだしを取るところ。
満洲味のラーメンは、牛骨の旨みを生かした醤油味のスープ。牛骨ならではのコクとほんのりした甘みがあり、一般的な醤油ラーメンとはまた違った味わいを楽しめます。
今回選んだのは、そんな満洲味の味を再現した3食入りのご当地ラーメン。
中太のストレート麺に牛骨スープを合わせて、ネギやチャーシューをのせれば、鳥取のご当地ラーメンらしい一杯になりそうです。
島根県
島根県のご当地インスタント麺は「SABA MATSUEラーメン」
名前の通り、特徴はサバ。サバの骨をだしに活用し、出西生姜を隠し味に使ったご当地ラーメンです。
松江の製麺会社と地元漁業者が取り組んで生まれた商品で、サバをだしに使っているのが最大の特徴です。
サバの旨みを生かした魚介系のラーメンに、出西生姜を合わせています。
魚介系ラーメンが好きな人や、普通とは違うご当地ラーメンを試したい人なら気になる一杯です。
岡山県
岡山県のご当地麺といえば、津山ホルモンうどんやひるぜん焼そばなどもあります。
今回、岡山県代表に選んだのは「笠岡ラーメン」です。
笠岡市で昔から親しまれてきたご当地ラーメンで、最大の特徴は親鶏を使った「煮鶏」。
豚チャーシューではなく、歯ごたえのある親鶏が乗るのが笠岡ラーメンらしさです。スープは鶏ガラベースの醤油味。
鶏ガラ醤油スープ+親鶏の煮鶏。「岡山県のご当地ラーメン」として、特徴がはっきりしています。
これが笠岡ラーメンの基本形です。
普通のチャーシューとは違う、親鶏ならではの歯ごたえを楽しむラーメンなので、鶏肉好きなら一度試してみたいご当地麺です。
広島県
広島県で選んだのは、「中華そば 陽気」。
1958年、広島市江波で屋台から始まった、広島ラーメンを代表する一軒です。
陽気の中華そばは、醤油豚骨のスープに細麺、チャーシュー、ネギ、細もやしというシンプルな一杯。
でも、このラーメンで気になるのは味だけではありません。
なぜ「陽気」は、60年以上も続いているのか?
始まりは1958年の屋台。そこから現在まで受け継がれてきた中華そばです。
派手さではなく、長く広島で食べられてきた一杯。
山口県
山口県で選んだのは、下松市の「中華そば 紅蘭」。
1952年創業、下松牛骨ラーメン発祥の店です。
面白いのは、その始まり。
初代が福岡で食べた豚骨ラーメンをヒントに、「牛骨でスープを作ったらどうなる?」と試行錯誤したことから、このラーメンが生まれました。
牛骨ならではの甘い香りとコクに、まろやかな醤油味。細麺とチャーシュー、もやし、青ネギを合わせるのが紅蘭の中華そばです。
つまりこれは、単なる「山口県の牛骨ラーメン」ではなく、豚骨ラーメンをヒントに牛骨へたどり着いた一杯。
そんな誕生秘話を知ってから食べると、ちょっと面白いですよね。
徳島県
徳島県で選んだのは、「ラーメン東大」。
1999年にオープンした徳島ラーメン専門店で、「徳島ラーメンを一人でも多くの人に食べてもらいたい」という思いから、県外にも積極的に出店してきた店です。
東大の徳島ラーメンは、濃厚な豚骨醤油スープに、甘辛く煮込んだ豚バラ肉を合わせるのが特徴。さらに生卵をのせるのが徳島の王道スタイルです。
面白いのは、徳島ラーメンが「すき焼きラーメン」とも呼ばれること。
甘辛い豚肉と生卵、濃いめのスープ。たしかに、すき焼きを思わせる組み合わせです。
そんな徳島の味を、家で食べられる東大のお土産ラーメン。
「徳島ラーメンって、普通の豚骨醤油とは何が違う?」
香川県
香川県で選んだのは、坂出市の「五圓安」。
香川といえば讃岐うどんですが、今回紹介するのはラーメンです。
五圓安の名物は、炒めもやしラーメン。
もやし、ニラ、豚肉を炒め、それをラーメンの上に豪快にのせる一杯です。
面白いのは、ラーメンに入れる具材を先に炒めてからのせること。
シャキッとしたもやしと炒めた豚肉の旨みが加わり、普通の醤油ラーメンとは違った味わいになります。
しかも五圓安は、30年以上続く坂出の店。この味は地元だけでなく、お土産用の生ラーメンとしても販売されています。
愛媛県
愛媛県で選んだのは、「みきゃんラーメン 真鯛醤油味」。
スープに使われているのは、愛媛県産の真鯛だし。真鯛の骨をじっくり煮込んで旨みを引き出した、醤油味のラーメンです。
愛媛といえば「みかん」というイメージを逆手に取ったようなパッケージですが、実際の主役は鯛。
「みかんじゃないんかい!」
最初にそう思わせておいて、食べるとちゃんと鯛。
このギャップも、このラーメンの面白さです。
愛媛県は「みきゃんラーメン」。
今回は、愛媛県産真鯛の旨みを使った一杯を選びました。
高知県
高知県で選んだのは、須崎市「橋本食堂」の鍋焼きラーメン。
昭和50年創業。今では須崎を代表するご当地ラーメンですが、そもそもなぜラーメンを鍋で出すようになったのか?
そのルーツは戦後まもなくの須崎にあります。
元祖とされる「谷口食堂」では、出前のラーメンが冷めないように、普通の丼ではなく保温性のあるホーロー鍋で届けていました。
「熱いまま食べてもらいたい」という、店側のおもてなしから生まれたのが鍋焼きラーメンです。
橋本食堂は、その伝統を受け継ぐ代表店。親鶏の鶏ガラを使った醤油スープと、コシのある細麺が特徴です。
「鍋焼きだから熱い」のではなく、「冷めないように」という心遣いから鍋になった。
高知県は、そんな由来を持つ橋本食堂の鍋焼きラーメンで。
福岡県
福岡県で選んだのは、「博多だるま」。
創業は1963年。今も受け継がれているのが、鉄の羽釜で豚骨スープを炊き続ける「呼び戻し製法」です。
スープを使い切って毎回ゼロから作るのではなく、前日のスープを残して新しいスープを継ぎ足していく。
だからこそ、長年使い続けてきた羽釜には、博多だるまの味が積み重なっています。
今回の商品は、その博多だるまの味を家庭用に再現した3食入り。
「豚骨ラーメンはどこで食べても同じ」と思っている人なら、60年以上続く店のスープがどう違うのかを試してみるのも面白そうです。
佐賀県
佐賀県で選んだのは、「丸幸ラーメンセンター」。
創業は1965年。基山町の国道3号線沿いで、半世紀以上にわたって親しまれてきたラーメン店です。
面白いのは、そのルーツ。丸幸は、久留米で1952年に創業した「幸陽軒」の流れを受けて生まれました。
つまり、佐賀県の店でありながら、その一杯には久留米ラーメンから受け継いだ豚骨文化が流れています。
しかも、国道3号線沿いという立地から、昔からトラックドライバーなどにも利用されてきた店。観光客向けに作られたご当地ラーメンではなく、長距離を走る人たちにも食べられてきた日常のラーメンというところも面白いところです。
今回の商品は、そんな丸幸ラーメンセンターの味を家庭で楽しめる商品。
「佐賀ラーメン」という名前だけで選ぶのではなく、久留米から基山へ受け継がれ、1965年から続いてきた一杯。その背景を知ってから食べると、また違って感じられそうです。
長崎県
長崎県で選んだのは、「四海樓(しかいろう)」のちゃんぽん。
創業は1899年。初代の陳平順が、長崎で暮らす中国人留学生たちのために、安くて、栄養があって、しっかり食べられる料理を考えたことから、ちゃんぽんが生まれたとされています。
当時の留学生にとって、故郷を離れて暮らす中で食事は大きな問題。そこで、肉や魚介、野菜などを一つの鍋に入れ、麺と一緒に食べられる料理が考えられました。
つまり、長崎ちゃんぽんは最初から「長崎名物を作ろう」と生まれたわけではありません。お腹いっぱい食べてもらいたいという思いから生まれた料理だったのです。
その発祥の店とされる四海樓のちゃんぽんを、今では家庭でも楽しめます。
長崎県は「四海樓」。
今回は、100年以上前に生まれた「なぜちゃんぽんが作られたのか?」という物語ごと味わってみます。
熊本県
熊本県で選んだのは、「黒亭」。
創業は1957年。初代はもともと画家を目指していましたが、生活のためにラーメン店を始めることになります。
そのきっかけとなったのが、熊本ラーメンの老舗「こむらさき」での修業。そこでラーメン作りを学び、独立して黒亭を開きました。
ところが創業後、初代が事故で亡くなるという出来事が起こります。それでも店を閉じず、妻が二代目として店を守ったことで、黒亭の味は現在まで受け継がれてきました。
今回の商品は、そんな1957年創業の黒亭の熊本ラーメンを家庭で楽しめるもの。
ただ古いだけの店ではなく、創業者の夢と、それを引き継いだ家族の物語がある一杯。60年以上続く理由を、実際に食べて確かめてみたいラーメンです。
大分県
大分県で選んだのは、「小林製麺 ゆず胡椒とんこつラーメン」。
このラーメンのポイントは、大分県産のゆず胡椒。豚骨スープにゆず胡椒の香りと辛みを合わせた、大分らしさを感じられる一杯です。
麺を作っている小林製麺工業は、明治39年創業。長い歴史を持つ製麺所が手掛けるラーメンというところも気になります。
ゆず胡椒は、豚骨ラーメンとの相性も面白い組み合わせ。こってりした豚骨に、ゆずの香りとピリッとした辛みが加わることで、普通の豚骨とは違った味わいになります。
今回の商品は4食入りで、Amazonでも購入できます。大分県の名物として知られるゆず胡椒を使ったラーメンを、自宅で試せるのは面白いところです。
大分県は「ゆず胡椒とんこつラーメン」。
今回は、大分県産ゆず胡椒と豚骨を組み合わせた、ちょっと変わったご当地ラーメンを食べてみませんか。
宮崎県
宮崎県で選んだのは、「辛麺屋 桝元(ますもと)」。
始まりは1987年。宮崎県延岡市の小さな店で生まれたのが、今では宮崎名物として知られる「辛麺」です。
もともとは、店のまかない料理として作られていたもの。唐辛子の辛さに、にんにくやニラ、溶き卵を合わせ、最後まで飲みたくなるスープに仕上げた一杯でした。
そして特徴的なのが、一般的なラーメンとは違うこんにゃく麺。この独特な組み合わせが評判となり、宮崎を代表する味へと広がっていきました。
今回の商品なら、そんな宮崎生まれの辛麺を家庭で楽しめます。
「辛いだけのラーメン」と思ったら、ちょっと違う。なぜこの組み合わせが宮崎で生まれ、名物になったのか。そこを知ってから食べると、辛麺の見方も変わりそうですよ。
鹿児島県
鹿児島県で選んだのは、「ざぼんラーメン」。
創業は1975年。鹿児島で長く親しまれてきた老舗ラーメン店です。
店名の「ざぼん」は、鹿児島ではおなじみの柑橘「文旦(ざぼん)」から。ラーメンの名前としては、ちょっと変わっています。
特徴は、豚骨をベースにしたスープに、野菜やチャーシューなどを合わせた鹿児島らしいまろやかな一杯。豚骨ラーメンといっても、博多の濃厚な豚骨とは違う、鹿児島独自の味わいがあります。
今回の商品は、そんなざぼんラーメンの鹿児島とんこつ味を家庭で楽しめるもの。
鹿児島ラーメンと聞いても、どんな味なのか意外と知らない人も多いはず。1975年から続く店の一杯なら、鹿児島ラーメンを知るきっかけにもなりそうです。
沖縄県
沖縄県で選んだのは、「オキコラーメン」。
発売されたのは1966年。沖縄の食品メーカー「オキコ」が作った、沖縄生まれの即席ラーメンです。
ところが、このラーメンは一度1998年に製造終了しています。
それでも「もう一度食べたい」という声がメーカーに寄せられ、2006年に復活。一度消えた商品が、長年のファンの声によって戻ってきたという、ちょっと珍しい歴史を持っています。
今回の商品は、そんな沖縄で長く親しまれてきたオキコラーメンを家庭で楽しめるもの。
「昔食べたことがある」という人には懐かしく、「初めて見る」という人には1966年生まれの沖縄ラーメンというだけでも気になる一杯です。
これで47都道府県、一周です。
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