ネットバンキングの明細やDM、個人情報が印字された紙。
そのままゴミに出すのはさすがに怖いけど、手でちぎるのは面倒で、結局机の上に積み上がっていく一方でした。
「手でちぎればいい」が、実は復元されやすい理由
「シュレッダーなんて大げさ、手でちぎれば十分では」と思っていた時期がありました。
ただ調べてみると、手でちぎった紙は破片が大きく、しかも紙の繊維や折り目に沿って似たような形に破れる傾向があるため、パズルのように並べ直しやすいという弱点があります。
実際、機密文書の廃棄事故では、破砕が不十分だった書類から情報が読み取られたり、復元されたりした事例も報告されています。
シュレッダーがランダムかつ細かい断片を作り出すのに対して、手ちぎりは意外と規則性のある破れ方をしてしまうんです。
クロスカットとDIN規格、4×25mmが意味する安全性のレベル
シュレッダーの裁断方式には、縦だけに切るストレートカットと、縦横両方向に切るクロスカットがあります。
ストレートカットは並べ直せば元の文書を復元できてしまう可能性が残るのに対し、クロスカットは紙片が細かいマス目状になるため、復元性が大きく下がります。
裁断片のサイズにはDIN 66399というドイツの規格に基づくセキュリティレベルがあり、P-1からP-7まで段階があります。
一般家庭では30ミリ平米以下・幅2mm以下のP-5クラスが「復元不可能」の目安とされる一方、面積160ミリ平米以下ならP-4クラスとされています。
アイリスオーヤマのAZ-P6HCS-NOの裁断サイズ4×25mm(面積100mm²)は、このP-4クラスに近い水準で、住所や口座情報が書かれた家庭の書類を処分するには十分なレベルです。
ただし、機密性の非常に高い書類を扱う人は、より細かいマイクロカット(P-5以上)のモデルを検討した方が安心です。
動かした瞬間、想像していた爆音がしなかった
初めて動かしたとき、身構えていました。
シュレッダーってもっとガーッという大きな音がするものだと思っていたからです。
実際に動かしてみると、約45dBとかなり静かで、オンライン会議の裏で動かしても気になりません。
夜、家族が寝てる時間帯にそっと片付けられることに気づいたとき、これなら習慣にできそうだと思いました。
紙を差すだけで動く。この手間のなさが習慣を変えた
投入口の感知センサーが紙を検知すると、自動で作動します。
スイッチをいちいち押す手間がないので、たまった紙を「ついでに」処理する習慣がつきやすいです。
以前使っていたシュレッダーはスイッチをオンにしてから使う手間があって、結局「あとでまとめてやろう」と先延ばしにしていました。
ダストボックスも7.5Lとそこそこ容量があるので、頻繁に空にする手間も少なめです。
連続使用10分の壁と、紙詰まりの手間
連続使用時間は10分までで、それを超えると保護のために自動停止します。
大量の書類を一気に処理したい人には、途中で休ませる時間が必要になるので、もどかしく感じるかもしれません。
紙詰まりが起きたときは「逆転」ボタンで戻す操作が必要になる場面もあります。
日々たまる郵便物や明細書をこまめに片付ける、という使い方には向いていますが、大量の書類をまとめて一気に処理する用途にはあまり向いていません。
思い立ったときにサッと裁断できて、音も気にならない。
紙が溜まる前にちょこちょこ処理する癖がついたのが、一番の変化でした。



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