電気ポットは、沸かしたあと保温しっぱなしにするより、使うたびに沸かし直したほうが節約になる。そんな話を耳にしたことがあるかもしれません。
「いちいち沸かし直すほうが、かえって電気を使いそう」と感じる方も多いと思います。
実は、多くの使い方では沸かし直すほうが安くなることが、複数の試算で分かっています。

電気代を節約したいけど、楽お覚えるとついつい・・・
保温の消費電力は小さいけれど、24時間ずっとかかる
電気ポットの保温にかかる消費電力は、平均するとおよそ35Wほどです。
沸騰させるときの1000W前後と比べると、ずいぶん小さく見えます。
ただ、保温はこの35Wが、使っていない時間も含めて24時間ずっとかかり続けます。
小さな電力でも、積み重なる時間が長いと、見た目以上の金額になっていきます。
試算では、年間2,000〜3,000円ほどの差
ある試算では、保温した場合の電気代が1日あたり約18円、使うたびに沸かし直した場合が約10円でした。
この差を1年分にすると、およそ2,098円になります。
経済産業省が行った調査でも、6時間保温した場合と、プラグを抜いて都度沸かし直した場合を比べると、後者のほうが年間で約3,116円安くなるという結果が出ています。
電気ポット1台でこれだけの差が出ると考えると、地味に見逃せない金額です。
ただし、使う間隔によって答えは変わる
とはいえ、「保温は絶対に損」というわけでもありません。
短い間隔でお湯を使う生活なら、話は別です。
数時間おきに何度もお湯を使うような使い方なら、保温しておいたほうが、その都度沸かし直すより電力を使わずに済みます。
一方で、朝使ってから次に使うのが夕方、というように間隔が半日以上空くなら、保温し続けるだけ無駄が大きくなっていきます。
つまり分かれ目は、保温か沸かし直しかそのものではなく、お湯を使う間隔がどれくらい空くか、というところにあるわけです。

おっと!では冬場だと保温の方が安上がりになりそうですね
自分の使い方を、一度振り返ってみる
お茶やコーヒーを1日に何杯も飲む家庭なら、保温のままで問題ないと思います。
一方で、朝の支度のときだけ使う、夜にカップ麺を食べるときだけ使う、というように使う時間が決まっているなら、使う直前にスイッチを入れる習慣に変えるだけで、年間数千円ほど変わってくるかもしれません。
今日、電気ポットを何回お湯のために使いましたか。



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