冬の車、エンジンがかからない理由は寒さだけじゃない

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冬の朝、キーを回したのにカチカチ音しかしない。そんなとき、焦りますよね。

多くの方が、まず寒さのせいだと考えると思います。

ただ、原因は寒さだけとは限りません。

実は、乗らなすぎても、乗りすぎても、バッテリーは上がることがあります。

この記事では、上がる仕組みと、上がる前に出ているサイン、自分でできる電圧の確認方法、上がってしまったときの対処、そして交換の時期までまとめます。

乗らない期間が長いと、少しずつ減っていきます

エンジンを切っていても、時計や電子機器は少しずつ電気を使っています。

走って充電される時間がないと、その小さな消費が積み重なっていきます。

3週間ほどまったく乗らないと上がりやすくなる、と言われています。

たとえば、年末年始に実家へ帰る間、車をずっと停めたままにしていた。そんな場合は、思い当たるかもしれません。

短い距離ばかりだと、充電が追いつかない

ここは、見落とされやすい部分です。

エンジンは、かけてすぐ止めると、発電が十分にできないまま停止してしまいます。

冬は暖房やヘッドライトを使う時間も長くなるため、消費する電気が増えます。

「ちょっとそこまで」の移動が毎日続いている場合は、それが一番影響しているのかもしれません。

寒い日は、バッテリーの力そのものが落ちています

気温が下がると、バッテリーから取り出せる電気の量も減ります。

電解液の温度が25℃のときを100%とすると、10℃ほどでは80%程度まで下がると言われています。

そのため寒い朝は、弱った状態のバッテリーでエンジンをかけてことになります。

かかりにくくなる前に、出ているサイン

バッテリーが弱ってくると、いきなり上がる前に、いくつかの前兆が出ることが多いです。

一つ目は、エンジンを始動するときの音です。「キュルキュル」という音がいつもより重い、あるいはエンジンがかかるまでにワンテンポ遅れる、という感じです。

二つ目は、パワーウィンドウの動きです。いつもより開け閉めが遅いと感じたら、バッテリーの電気が足りていない可能性があります。

三つ目は、夜のライトです。ヘッドライトが以前より暗く見えたら、それも注意したいサインです。

そして、「キュキュ…」や「カチカチ…」といった弱々しい音しかせず、エンジンがかからない場合は、すでにバッテリーが上がっているかもしれません。

にこちゃん
にこちゃん

そういえば、たまに窓を閉める時、動きがおそいなぁって最近感じるかも・・。

電圧計があれば、今の状態が数字で分かります

サインだけで判断するのが不安な方は、電圧を測ると今の状態がはっきりします。

目安としては、エンジンを止めた状態で12.4〜12.7V、エンジンをかけて走っている間は13.5〜14.5Vくらいが正常とされています。

停車時に12.5Vを下回ってくると、そろそろ注意したい状態です。12V以下まで落ちると、劣化がかなり進んでいると考えられます。

測るときは、エンジンを止めてから1時間以上置いてから測るのがポイントです。直前まで走っていると、発電の影響で数字が高めに出てしまうからです。

デジタルテスターを直流の電圧モードに合わせ、赤いプローブをプラス端子、黒いプローブをマイナス端子に当てて読み取ります。

数字の読み方に自信がなければ、整備工場やカー用品店で測ってもらうのも一つの方法です。

もう上がってしまったら、ブースターケーブルで助けを借りる

もし上がってしまった場合は、救援車のバッテリーから電気を分けてもらうジャンプスタートという方法があります。

接続の順番は決まっていて、赤いケーブルは、上がった車のプラス端子と救援車のプラス端子をつなぎます。

黒いケーブルは、救援車のマイナス端子と、上がった車のエンジンの金属部分(アース)をつなぎます。

この順番を間違えると、火花が散ったり、バッテリーを傷めたりする危険があります。

ハイブリッド車など、車種によって手順が違う場合もあるので、取扱説明書を先に確認しておくと安心です。

上がりにくくするには、乗る日を決めるのが手っ取り早い

まずは、乗る日をあらかじめ決めておくのがおすすめです。

週に一度、20分ほど走らせるだけでも、乗らない期間は作りにくくなります。

買い物も、こまめに出かけるより、まとめて済ませたほうが短距離の移動が減ります。

ライトの消し忘れも、意外と多い原因です。エンジンを止めた状態でライトを点けていると、充電されないまま電気だけが減っていきます。降車前にメーターまわりを確認する習慣で防げます。

交換の時期と、かかる費用の目安

バッテリーは消耗品なので、使い始めて2〜3年ほどたつと、冬の負担に耐えにくくなっていきます。

寿命については、3〜5年と言われることもあり、乗り方や使う環境によって大きく変わります。

費用の目安は、軽自動車の場合で本体が5,000〜15,000円ほど、交換の工賃が1,000〜3,000円ほどとされています。

私でしたら、3年を過ぎたあたりで、冬の前に一度点検に出すと思います。

今朝のエンジンのかかり方は、いつもと違いましたか?

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