電子レンジの中は拭いているのに、なんとなく温めムラが続く。原因は庫内の汚れではないかもしれません。
実は、見えている庫内の壁より、回転皿の下に原因があることが多いです。
そもそも、電子レンジはなぜムラができるのか
電子レンジは、マイクロ波という電波を食品に当てて、水分を振動させることで加熱しています。
このマイクロ波は、庫内の1か所から発生しています。
そのまま食品に当たるだけでなく、庫内の壁で反射したり、電波同士がぶつかり合ったりしながら広がっていきます。
その結果、電波が強く集まる場所と、あまり届かない場所が庫内にできてしまいます。
回転皿がついている機種は、この強弱のムラを食品ごと回転させることで、まんべんなく電波を当てる仕組みになっています。
つまり、回転皿は「食品を回す」ことで、マイクロ波の当たり方の偏りを打ち消している部品なんです。
回転皿を外すと、下にローラーが隠れている
電子レンジの回転皿は、下にある小さな車輪(ローラー)の上に乗って回っています。
このローラーの部分は、回転皿を外さない限り目に入らない場所です。
温めているときに飛び散った油や、こぼれた調味料、食べ物のかすが、このローラーのまわりにも少しずつ溜まっていきます。
汚れが、回転と温まり方の両方に響く
ローラーに汚れが絡まると、回転がスムーズでなくなり、ガタガタという異音の原因になります。
それだけでなく、たまった汚れそのものも、温めるときに一緒に加熱されてしまいます。
汚れの分だけ電子レンジのパワーが食われるので、本来食品を温めるために使われるはずの熱が逃げてしまい、温まりムラにつながります。
「庫内はきれいにしているのに温まりが悪い」というときは、見えている場所ではなく、見えていない場所が原因かもしれません。
掃除の仕方は、外して洗うだけ
掃除そのものは、それほど難しくありません。
まず回転皿を持ち上げて取り外し、その下にあるローラーも外します。
どちらも、中性洗剤を使って水洗いできます。
洗い終えたら、しっかり乾かしてから戻します。
戻すときは、回転皿の裏にある突起と、庫内の溝の位置を合わせ、ローラーも正しい向きで置くことが大切です。
向きを間違えると、うまく回らなかったり、また異音が出たりすることがあります。
フラット式の電子レンジには、この悩みがそもそもない
最近増えている、回転皿のないフラット式の電子レンジでは、ここまで紹介した話がそもそも当てはまりません。
フラット式は、食品ではなく、庫内の底面の下にあるアンテナ側を回転させて、マイクロ波を乱反射させる仕組みになっています。
食品側が動かないので、当然ながら回転皿もローラーも存在せず、今回のような汚れの問題も起こりません。
ただし、フラット式にも置き方のコツはあります。
フラット式はマイクロ波が庫内の中央から発生する作りが多いため、食品はできるだけ庫内の中央に置くと、効率よく温まります。
また、フラット式は庫内の下側が温まりやすく、ターンテーブル式は上側が温まりやすいという、それぞれ逆の傾向もあるとされています。
自分の電子レンジがどちらのタイプか分からない場合は、庫内の底を見て、回転する皿があるかどうかで確認できます。
異音がする場合は、ここも疑ってみる
ガタガタという音の原因は、汚れだけとは限りません。
回転皿が欠けていたり、純正ではない皿を使っていたり、ローラーの車輪自体が欠けていたりする場合も、同じような音が出ます。
掃除しても音が変わらないなら、皿やローラー自体に原因があることが多いです。
次に回転皿を洗うときは、その下のローラーも一緒にチェックしておくと安心です。



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