ブラウン オーラルB iO2|圧力センサーで磨きすぎを防げる

日用品雑貨

「磨き残しありますね」

歯医者でそう言われるたび、毎日ちゃんと磨いてるつもりなのに、と地味に凹んでいました。

手磨き歴、たぶん20年以上。

今更電動歯ブラシなんて、と思っていた側の人間です。

歯医者のスケーリングと電動歯ブラシ、できることの境界線

歯科でのクリーニング(スケーリング)と電動歯ブラシは、実はできることが根本的に違います。

歯垢(プラーク)は菌の塊でやわらかく、丁寧なブラッシングで落とせますが、これを放置すると唾液中のカルシウムと結びついて石灰化し、歯石という硬い物質になります。

歯石は歯ブラシではどれだけ磨いても絶対に落とせません。

歯科医院で超音波スケーラーなどの専用器具を使って物理的に砕き取るしかないんです。

つまり電動歯ブラシの役目は、歯石になる前の柔らかい歯垢を毎日きちんと除去し続けて、そもそも歯石を作らせないことにあります。

「磨いているのに歯石がつく」のは矛盾ではなく、磨き残した歯垢が数日かけて石灰化した結果、というのが正しい理解でした。

音波式と回転式、iO2はどちらの系統なのか

電動歯ブラシには大きく分けて「音波式」と「回転式」の2系統があります。

音波式は200〜300Hzの音波振動で口の中に細かい水流を起こし、毛先が直接触れていない部分の汚れまで落とすのが特徴です。

一方、回転式は円形のブラシが物理的に回転して歯垢をこすり落とす方式で、一般的に回転式の方が歯垢除去力は高い一方、歯茎への刺激も強めと言われています。

ブラウンのオーラルB iO2はもともと回転式の代表格ですが、iOシリーズはここに「リニアマグネティックシステム」という磁力駆動の技術を組み合わせています。

磁力でブラシヘッドを振動させることで、毛先1本1本まで細かく動かせるようになり、従来のモーター駆動の回転式より歯垢除去力が高まっているとされています。

ヘッドをつけてスイッチ。それだけで始められる拍子抜け感

届いてすぐ、モードがたくさんあって設定が面倒そう、というイメージを持っていたんですが、実際はヘッドを付けてスイッチを押すだけ。

機能を絞ってあるぶん、迷う余地がないというか、むしろそれが続けやすさに直結している気がします。

多機能な家電にありがちな「結局使いこなせない機能」がそもそも存在しない、というのは、毎日使うものとしては地味に大きな安心材料でした。

数日で気づいた、舌で触ったときの感触の違い

使い始めて数日、何気なく舌で歯の表面を触ったときに、あれ、と思いました。

明らかにツルツルしている。

歯医者でクリーニングしてもらった直後のあの感触に近いものが、毎日の歯磨きだけで手に入るようになったんです。

手磨きでは絶対に届かなかった領域というか、力加減や角度が均一に保たれるからこそ出せる仕上がりなんだと思います。

実際、この後に定期検診に行ったとき「よく磨けてますね」と褒められました。

歯石になる手前の歯垢の段階でしっかり除去できているからこその評価なんだと、今なら理解できます。

強く当てすぎると教えてくれる。自分の癖に初めて気づいた

歯を磨くとき、力を入れすぎる癖があるタイプなんですが、強く押し当てすぎると自動で減速して赤いランプで知らせてくれます。

最初は「またランプが光った」くらいにしか思っていなかったんですが、何度も光る自分の磨き方を振り返って、これまでどれだけ歯茎に負担をかけていたんだろうと気づかされました。

回転式は歯茎への刺激が強めになりやすい方式なので、この減速機能は単なるおまけではなく、方式的な弱点を補う設計として組み込まれているんだと理解しています。

音と替えブラシのコストは、正直気になる

動かしたときの音は、思っていたより大きめです。

早朝や夜遅く、家族が寝てる時間帯に使うと少し気になるかもしれません。

替えブラシは純正品しか対応しておらず、互換品でコストを下げる選択肢がないのもネックです。

ヘッドが大きめで、奥歯を磨くときに口の中で窮屈に感じるという声もあり、バッテリーの持ちもそこまで長くはない印象でした。

どれだけ良い電動歯ブラシを使っても、すでにできてしまった歯石は取れないので、半年に1度程度の歯科でのクリーニングは、この歯ブラシとセットで考えておいた方がよさそうです。

最長2年の無償メーカー保証がついているので、購入後もそこまで神経質にならずに使えています。

多機能さより、毎日ちゃんと続けられるシンプルさを取った結果、正直これまで手磨きで済ませてきた時間を、ちょっと後悔してます。

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