「家庭菜園に憧れるけど、庭もベランダもないし、そもそも気力もない」
そんな感じでちょうどいいのが水耕栽培です。
透明な容器の中で根がゆっくり伸びていくのが見えて、キッチンの片隅にLEDの光がぼんやりと灯る。
朝起きて葉が1枚増えているのに気づいたり、料理の直前にバジルを1枚ちぎって使えたり。
土を使わないので虫もつきにくく、そんな小さな変化を眺めているだけでも意外と飽きない世界なんです。
ただ、いざ探すと数千円の手のひらサイズから2万円近い本格モデルまで幅があって、何を基準に選べばいいのか迷いました。
最初は、水耕栽培キットの中から比較しやすい3点で価格帯やサイズ、育てられるものの違いで考えてみました。
比較する商品
| 商品名 | 参考価格 | LED・ポンプ | 栽培できるもの | サイズ |
|---|---|---|---|---|
| 灯菜 Akarina15(OMA15) | 約2,000円〜7,000円前後 | LEDあり(白色・調光可) ポンプなし | 葉物野菜・ハーブ中心 | 約17.5×12×45cm |
| 協和 ハイポニカ PLAABO | 約11,800円〜16,500円前後 | LED・ポンプともにあり | 葉物野菜 最大25株 | 約80×24×53cm |
| ホームハイポニカ601 果菜ちゃん(MJA073) | 約15,840円前後 | ポンプあり LEDは別途確認 | トマト・ナスなど実がなる野菜 | 約46.7×30cm |
3つの違い
灯菜 Akarina15は、とにかく手を出しやすいサイズ感。
3つの中では比較的コンパクトで、デスクの端やキッチン周りにも置きやすいタイプです。
ちょっとしたグリーンインテリアのように楽しみながら、バジルやリーフレタスなどが育っていく様子を毎日眺める。
「まず水耕栽培がどんなものか試してみたい」という人には、このサイズ感はかなり魅力だと思います。
一方で、たくさんの野菜を一度に収穫したい人には物足りない可能性があります。
PLAABOになると価格は一気に1万円台へ上がりますが、最大25株をまとめて育てられる規模になります。
LEDとポンプが揃ったタイプなら、日照条件を気にしすぎず、本格的に葉物野菜を育ててみたい人にはこちらの方が向いています。
サラダ1杯分の野菜を、自分で育てて収穫する。
そんなイメージを持っている人には、PLAABOの方が想像しやすいかもしれません。
そして果菜ちゃんは、そもそもの狙いが少し違います。
トマトやナスのように、実がなる野菜を室内で育ててみたい人向け。
花が咲いて、そこから実ができて、少しずつ大きくなっていく。
葉物野菜を育てる水耕栽培とは、また違った楽しみ方ができるタイプです。
向いている人・向いていない人
灯菜 Akarina15
まず水耕栽培そのものを試してみたい人。
リビングやデスク周りに置ける手軽さを優先したい人。
バジルやリーフレタスなど、葉物野菜やハーブから始めてみたい人に向いています。
逆に、最初からたくさんの野菜を収穫したい人や、トマトなどの実がなる野菜を育てたい人には向いていません。
協和ハイポニカ PLAABO
初期費用は1万円を超えますが、最大25株をまとめて育てたい人に向いています。
「ちょっと試してみたい」というより、せっかく始めるなら葉物野菜をしっかり収穫したいという人向けです。
サラダ用の野菜を継続的に育ててみたい人には魅力があります。
ただし、置き場所に余裕がない人や、まずは小さく始めたいだけの人にはサイズも価格もオーバースペックかもしれません。
ホームハイポニカ プクプク
トマトやナスなど、実がなる野菜を室内で育ててみたい人には、ほかの2つとは違う選択肢になります。
葉物野菜やハーブだけで十分な人には、価格とのバランスを考えるとオーバースペックです。
逆に、花が咲いて実ができるところまで楽しみたい人には面白いタイプだと思います。
結局、最初に選ぶならどれ?
まず手軽に水耕栽培を始めてみたいなら、灯菜 Akarina15。
葉物野菜をしっかり育てて、ある程度まとまった量を収穫したいなら、PLAABO。
トマトやナスのような実がなる野菜に挑戦したいなら、プクプク。
という選び方になります。
水耕栽培は、土いじりの手間もベランダも要らないのに、今日の味噌汁に自分で育てた葉を1枚添えられる。
その小さな達成感が、意外と続けるモチベーションになると思います。
まずは自分が「何を育てたいのか」を決めてから選ぶと、水耕栽培キット選びで失敗しにくくなります。
水耕栽培キットを選ぶ前に確認したい3つのポイント
1.何を育てたいのか
最初に決めたいのはここです。
バジルやレタスなどの葉物野菜を育てたいのか。
それともトマトやナスのような実がなる野菜まで挑戦したいのか。
ここが違うと、選ぶ水耕栽培キットそのものが変わってきます。
2.置く場所はあるか
コンパクトなモデルならキッチンやデスク周りでも始められます。
一方で、本格的に複数の株を育てるタイプになると、それなりの設置スペースが必要です。
購入前に、横幅・奥行き・高さを確認しておく方が安心です。
3.どこまで本格的にやりたいか
「ちょっと試してみたい」のか。
「できれば毎日収穫したい」のか。
「実がなるところまで見てみたい」のか。
水耕栽培は価格差が大きいので、最初に自分の目的を決めておくと無駄な買い物を減らせます。
水耕栽培キットは、どれが一番優れているというより、何を育てたいかで選ぶ商品が変わります。
まず気軽に始めたいならコンパクトなタイプ。
葉物野菜を継続的に収穫したいなら大型タイプ。
トマトやナスなど実がなる野菜まで挑戦したいなら、果菜向けタイプ。
土もベランダも要らないのに、自分で育てた野菜を食卓に並べられる。
そんな小さな楽しみから始めるなら、水耕栽培は意外と面白いかもしれません。



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