ワイヤレスイヤホン、高いものほどいいんだろうなと思いつつ、なかなか手が出せずにいました。
1万円超えるとちょっと躊躇しますよね。
有線の方が音がいい、と言われる本当の理由
「結局、音質にこだわるなら有線イヤホンの方がいいんでしょ」という話をよく聞きます。
これは実際その通りで、理由はデータの伝送方法にありました。
有線は音声データをそのまま電気信号としてイヤホンに送りますが、Bluetoothは通信容量に限りがあるため、送信側で音声データを圧縮してから飛ばし、イヤホン側で解凍する仕組みになっています。
この圧縮方式を「コーデック」と呼び、安定重視で音質的には不利なSBC、iPhoneが標準採用するAAC、低遅延寄りのaptX、ハイレゾ対応のLDACなど種類があります。
SBCだと約220msecの遅延が出て、動画を見ると映像と音がずれることもあるほどです。
つまりBluetoothイヤホンは「有線に近づける努力をしている」段階で、原理的に有線の完全な代替にはなりきれない部分がある、という前提を知った上で選ぶと、価格と音質のバランスに対する納得感が違いました。
ノイズキャンセリングは、騒音の「逆の波」をぶつけて相殺している
AnkerのSoundcore P40iを使う前、ノイズキャンセリングってどういう仕組みなのか、正直よく分かっていませんでした。
調べてみると、これは周囲の騒音を消しているのではなく、騒音と逆位相(波形が反転した音)を人工的に作り出してぶつけることで、音波同士を打ち消し合わせている仕組みでした。
マイクの配置によって方式が分かれていて、外部マイクでノイズを拾うフィードフォワード方式、耳に近い内側にマイクを置くフィードバック方式、両方を組み合わせたハイブリッド方式があります。
片方のイヤホンだけを使っている状態でも、ANCがちゃんと機能するのは、片耳ごとにこの逆位相生成の処理が独立して動いているからなんだと理解しています。
蓋を開けた瞬間、もう音楽が流れていた
これまで使ってたイヤホンだと接続を待つ数秒がストレスだったんですが、それがなくなっただけでかなり快適です。
接続速度がとにかく速くて、充電ケースの蓋を開けた瞬間にiPhoneと無線接続されます。
1万円以下とは思えない低音の迫力
低音がしっかり前に出てくる感じで、ライブ感のあるサウンドが楽しめます。
1万円以下の価格帯だとここまでの迫力は期待してなかったので、正直ちょっと驚きました。
以前使っていた同価格帯のイヤホンは、低音がスカスカで物足りなさを感じていたので、余計にその差を実感しています。
高音のシャリつきと、低音の主張の強さ
高音域が若干シャリついて聞こえることがあります。
低音が強すぎると感じる人もいるようですが、アプリのイコライザー機能で自分好みに調整できるので、気になる場合はそこで対応できます。
採用しているコーデックが上位モデルより限定的な可能性もあり、音質にこだわりが強い人には、上位モデルの方が満足度は高いかもしれません。
ワイヤレスイヤホン選びで見るべきポイント
- 対応コーデック(AAC・aptX・LDACなど)
- ノイズキャンセリングの方式と強さ
- バッテリー持続時間
- 防水性能
1万円以下で、ここまで機能が詰まってるとは思ってませんでした。
音質の限界を理解した上で使うなら、コスパを重視する選択肢として十分候補になると思います。



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