スマートウォッチの心拍数は病院の心電図と違う|Xiaomi Smart Band 10で分かったこと

商品レビュー

スマートウォッチ、興味はあるけどApple Watchはちょっと高い。

そう思って後回しにしてる人、多いんじゃないでしょうか。

自分もその一人でした。

病院の心電図と、手首の心拍センサーは測っているものが違う

「スマートウォッチの心拍数って、病院の心電図と同じくらい信頼できるの?」と気になって調べてみました。

結論としては、測っているものがそもそも違いました。

病院の心電計は心臓が発する電気信号を直接記録するECG(心電図記録法)という方式で、心臓の電気的な活動波形そのものを捉えます。

一方、多くのスマートウォッチが採用しているのは光学式センサー(PPG)で、緑色LEDの光を皮膚に当て、血管内の血流量の変化による反射光の増減から心拍数を推定する仕組みです。

つまりPPGは「脈拍を間接的に推定」しているのに対し、ECGは「心臓の電気信号を直接記録」しています。

心房細動のような不整脈のパターンまで検知したい場合は、ECG対応の上位モデルが必要で、一般的な光学式センサーはあくまで心拍数の目安を知るための道具、という位置づけでした。

裏側の緑の光は、血液量の変化を読み取っていた

XiaomiのSmart Band 10を手首に着けたとき、裏側からうっすら緑色の光が点滅しているのに気づきました。

これがPPGという心拍センサーの仕組みです。

赤血球のヘモグロビンは緑色付近の波長を強く吸収する性質があり、手首の血管に緑色LEDの光を当てると、血液量が増えるタイミングでは光がより多く吸収され、減るタイミングでは反射光が増えます。

この反射光の強弱をフォトダイオードというセンサーで検知し、周期的な変化として解析することで心拍数を割り出しているんです。

数年前までは「目安程度」と言われていた光学式センサーですが、近年は精度が上がってきていて、日常の心拍傾向を把握する用途には十分実用的になっています。

6,000円台とは思えない完成度

1万円以下という価格ながら、心拍数モニタリング、睡眠トラッキング、150種類以上のスポーツモードなど、健康管理機能がしっかり詰まっています。

この価格帯でここまで機能が揃ってるのは正直予想外でした。

軽くて薄いので、着けていることを忘れるくらい負担がありません。

スマホを取り出す回数が、明らかに減った

通知が来ると、どのアプリからか、アイコンとメッセージの冒頭が画面に表示されます。

スマホをいちいち取り出さなくても内容が分かるのが、地味にありがたいポイントでした。

充電を忘れる、という発想自体がなくなった

公称では21日間もつとされていて、実際に使ってみても4日目で88%、6日目で68%というペースでした。

使い方次第では2〜3週間ノー充電でいける計算です。

毎晩充電するタイプの機器に慣れていると、この持ちの良さは驚きでした。

バンドの「カチッ」という感触が、実は弱い

バンドが外れやすいという声を見かけました。

ボタンをしっかり押し込めば外れることはないようですが、装着したときの「カチッ」という感触が弱めで、しっかりハマったか少し分かりにくいことがあります。

光学式の心拍センサーは、バンドがきつすぎたりゆるすぎたりすると精度が落ちやすいという特性もあるので、正確な数値を見たいときは装着の締め具合も意識した方がよさそうです。

スマートウォッチ選びで見るべきポイント

不整脈のチェックなど医療に近い精度を求めるならECG対応の上位モデルを、日常の健康管理の目安として使うだけなら光学式センサーのモデルで十分です。

iPhoneユーザーで本格的に使いたいならApple Watch SEやシリーズモデルが鉄板ですが、「まずは健康管理と通知確認だけでいい」という人には、価格を抑えつつ機能も十分なXiaomiのようなスマートバンドが向いています。

1万円以下でここまでできるなら、最初の1台としては十分すぎるくらいでした。

気に入ったら上位モデルにステップアップするのもありだと思います。

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