朝、出かける前にシャツのシワに気づいて、アイロン台を出すのが面倒でそのまま着てしまう。
そんな朝が何度もありました。
シワの正体は、繊維分子の結合がずれた状態だった
パナソニックの衣類スチーマー NI-FS790を使う前、「蒸気を当てるだけでどうしてシワが取れるんだろう」と単純に不思議でした。
調べてみると、繊維は分子同士が弱い結合で結びついて形を保っていて、シワというのは、その分子が歪んだ状態のまま固定されてしまった状態なんだそうです。
スチームは100℃前後の飽和水蒸気を繊維の内部に浸透させ、この歪んだ分子結合を一時的にほどいて、自然な形に再配列させます。
つまり、力で押さえつけて平らにするアイロンとは違い、分子レベルで柔軟性を取り戻させてシワを消す仕組みなんです。
アイロンがノリを効かせてパリッと仕上げるのが得意なのに対して、スチーマーはハンガーにかけたまま、プレスせずにシワを伸ばせるのはこの原理の違いによるものでした。
ハンガーにかけたまま、2〜3分でシワが消えていく
以前はアイロン台を出して、冷めるまで待って片付けて、という一連の作業が地味に朝の時間を圧迫していました。
結局面倒で、シワがあるまま出かけることも珍しくなかったです。
これはハンガーにかけたまま、シュッシュッと蒸気を当てるだけでシワが伸びていきます。
アイロン台を出す作業がまるごとなくなっただけで、朝の時間がだいぶ楽になりました。
ノンアイロンシャツなら、2〜3分程度で見違えるほどきれいになります。
最初にシャツがピンと伸びていくのを見たとき、これなら毎朝続けられそうだと思いました。
「思い立ったら即使える」がハードルを下げた
クローゼットの近くに置いておけば、「あ、シワが気になる」と思った瞬間に取り出せます。
この「思い立ったらすぐ使える」手軽さが、一番の変化でした。
アイロンだと準備の段階でやる気が失せていたんですが、これはハードルが低いです。
出かける5分前に気づいても、慌てずに対応できるようになりました。
重さと持ちにくさは、使い続けて分かった弱点
片手でずっと持って使うタイプなので、長く使うと腕が疲れてきます。
連続噴射ボタンがなく、ずっと握り込む必要があるのも地味に手が疲れる原因です。
水を入れると重心が前にずれて、スチームしている最中に持ち直したくなることがあります。
持ち手部分も、長時間使うとかなり熱くなるので、一度に何枚もまとめて処理するような使い方には向いていません。
綿100%のシャツのような、繊維の結合がしっかりした生地のシワには、あまり効果を感じられないこともありました。
スチーマー選びで見るべきポイント
本体の重さは、そのまま「使い続けられるか」に直結します。
1kgを超えると重いと感じる人が増えるという声もあるので、店頭で実際に持ってみると失敗しにくいです。
使う頻度も選び方のポイントです。
ほぼ毎日使うなら立ち上がりの速いタイプ、週末にまとめてかけるならタンク容量の大きいタイプが快適でした。
毎日ちょこちょこシワを取るには、ちょうどいい手軽さでした。
本格的にパリッと仕上げたい日は、結局アイロンの出番なんですけどね。
使い分けができるようになったのが、一番の収穫かもしれません。



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