布団クリーナー|ダニの死骸・フンは乾燥機だけでは取れない

商品レビュー

布団乾燥機で「ダニ対策コース」をかけたのに、朝起きたらまだくしゃみが出る。

そんな経験がある人は、実はダニ対策の半分しか終わっていない可能性があります。

布団乾燥機は、50〜60℃以上の熱でダニを死滅させる道具です。

ただし、アレルギーの原因になるのは生きたダニそのものよりも、死骸やフンといった微粒子のほうです。

熱でダニを死滅させても、その死骸やフンは布団の繊維の中に残ったままなので、吸い取らない限りアレルゲンは減りません。

つまり、布団乾燥機は「殺す」道具、布団クリーナーは「取り除く」道具で、片方だけでは片手落ちということです。

今回は、この「取り除く」役割を担う布団クリーナーについて、実在の3台を比較しながら選び方を整理しました。

「叩いて吸う」のは、昔ながらの布団叩きと同じ発想

布団クリーナーのほとんどには、吸引と一緒に「たたき」機能がついています。

これは、実家で親がやっていたような、布団を叩き棒でパンパンと叩く昔ながらの方法と、考え方自体は同じです。

ダニの死骸やフンは布団の繊維の奥に絡みついているため、ただ表面に掃除機を当てるだけでは、あまり吸い取れません。

振動を与えて繊維の奥から表面に掻き出してから吸う、という2段階の作業が必要になります。

ただし、手で叩くだけの昔ながらの方法には弱点があります。

叩いて表面に出てきたアレルゲンを、その場で吸い取る手段がないため、結局は布団の周りに舞い散って、布団の上や空気中に戻ってしまいます。

布団クリーナーは、この「叩き出す」と「吸い取る」を同時に行うことで、昔ながらの方法の弱点を補っている道具です。

機種によって、この叩きの速さや吸引の強さにかなり差があるので、ここが選ぶときの実質的なポイントになります。

比較する3台

今回比較するのは、価格帯も方向性も異なる、次の3台です。

商品重量たたき吸引UV除菌電源方式
アイリスオーヤマ IC-FAC21.6kg約5,800回/分ハウスダスト除去率98%以上(3分間)非搭載コード式
レイコップ RS5-1001.26kg約115,000回/分14,000Pa搭載コードレス
シャープ Cornet EC-HX1002.4kg約6,000回/分ヒートサイクロン式(温風併用)非搭載(プラズマクラスター搭載)コード式

吸引の表記が「Pa」と「除去率」で揃っていないのは、メーカーごとに公表している指標が違うためで、ここは無理に一つの数字にそろえず、公表値のまま載せています。

とにかく軽さとコスパを優先するなら、アイリスオーヤマ IC-FAC2

IC-FAC2は、業界最軽量クラスの1.6kgで、片手で気軽にかけられるのが一番の強みです。

ダニ・ちりセンサーを搭載していて、掃除しながらランプでゴミの量が分かるので、「ちゃんと吸えているか」が目に見えて分かりやすいです。

一方で、UV除菌機能は付いていないので、除菌までは求めず、あくまで死骸やフンを吸い取る目的で使うのが向いています。

口コミでは、フィルターを使うたびに水洗いして乾かす手間がかかる、という声も見られるので、こまめな手入れが苦にならない人向けです。

UV除菌と静音性まで求めるなら、レイコップ RS5-100

RS5-100は、たたき回数が毎分約115,000回、吸引力14,000Paと、3台の中では数字の上でもっとも強力です。

UV除菌ランプも搭載していて、吸引と同時に紫外線を当てられるので、死骸やフンだけでなく菌やウイルスの抑制まで気にしたい人に向いています。

本体重量は1.26kgと3台の中で一番軽く、コードレスなので、部屋を移動しながら使いやすいのも特徴です。

そのぶん価格は3台の中でもっとも高い位置にあるので、機能を絞ってでも価格を抑えたい人には、IC-FAC2のほうが合います。

匂いも一緒に何とかしたいなら、シャープ Cornet EC-HX100

EC-HX100は、モーターの熱を利用した温風でダニを布団の繊維から引きはがしながら吸引する、「ヒートサイクロン」という仕組みを採用しています。

吸引と同時にプラズマクラスターイオンを放出する設計で、枕や布団にこもりがちな加齢臭のもとになる匂い成分を消臭できるのが、他の2台にはない特徴です。

吸込口の幅が約21cmと広く、1回でカバーできる範囲が大きいので、布団全体を手早く済ませたい人には効率がいいです。

ただし本体重量は2.4kgとこの中では一番重く、コード式で電源の取り回しも必要になるので、軽さを最優先したい人にはやや不向きです。

口コミでは、ダストカップの底に突起があり、軽く叩いて捨てるだけではゴミが少し残りやすいという指摘もありました。

布団乾燥機とセットで使うと、順番はこうなる

すでに布団乾燥機を持っている人は、使う順番を意識すると効果が変わってきます。

まず布団乾燥機でダニを死滅させ、そのあとに布団クリーナーで死骸やフンを吸い取る、という順番が基本です。

先にクリーナーだけをかけても、生きているダニは吸い残しからまた繁殖してしまいますし、乾燥機だけで終わらせても、アレルゲンは布団に残ったままになります。

目安として、ダニが繁殖しやすい夏場は1〜2週間に1回、冬場は1ヶ月に1回程度のペースで、この2つをセットで行うと効果を実感しやすいようです。

結局どれにするか迷ったら

価格を抑えて、まず布団クリーナーがどんなものか試してみたいなら、IC-FAC2から始めるのが無理がないです。

アレルギー症状が気になっていて、除菌まで含めてしっかりケアしたいなら、RS5-100のほうが安心感があります。

布団の匂いのほうが気になっている、という人には、EC-HX100の消臭機能が刺さるはずです。

どれを選ぶにしても、布団乾燥機と組み合わせて初めて、ダニ対策としては一区切りつくということだけは、覚えておいて損はないと思います。

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