コードレス掃除機|吸引力より先に見るべき「ゴミ捨て」と「バッテリー」

商品レビュー

コードレス掃除機を選ぶとき、多くの人がまず「吸引力」を気にすると思います。

ただ実際に使っている人の口コミを読んでいくと、不満の種になっているのは吸引力そのものより、「バッテリーが途中で切れる」「ゴミ捨てが地味に面倒」といった、使い続けたときに初めて分かる部分のほうが多いです。

カタログの吸引力の数字だけを見て選ぶと、こういう部分で「思っていたのと違う」となりやすいです。

今回は、方向性がはっきり分かれる3台を、実際の口コミも含めて比較しました。

サイクロン式と紙パック式、ゴミ捨ての手間が違う

コードレス掃除機の多くは、遠心力でゴミと空気を分離する「サイクロン式」を採用しています。

フィルターの目詰まりが起きにくく、ランニングコストがかからないのが利点ですが、ダストカップにたまったゴミを自分の手で捨てる必要があります。

一方、紙パック式は、パックごとゴミを捨てられるので、ホコリが舞い上がりにくく、ゴミ捨て自体は手軽です。

そのぶん、紙パックの購入という消耗品コストが継続的にかかる点は、頭に入れておいたほうがいいです。

最近は、掃除機を戻すだけで自動的にゴミを吸い取ってくれる「自動ゴミ捨てドック」付きのモデルも出てきていて、ゴミ捨ての手間そのものをなくす方向の進化も進んでいます。

比較する3台

商品本体重量連続使用時間方式特徴
アイリスオーヤマ IC-SLDC80.9kg標準20分/ターボ9分/自動最大30分紙パック式業界最軽量クラス、ほこり感知センサー搭載
Shark EvoPower NEO+1.7kg公表値による(ドック併用で稼働継続)サイクロン式+自動ゴミ捨てドック戻すだけでゴミを自動吸引、ゴミ捨てほぼ不要
Dyson V8約2.6kg最長40分(エコモード時)サイクロン式吸引力115AW、ブランドとしての実績が長い

とにかく軽さを優先するなら、アイリスオーヤマ IC-SLDC8

本体質量0.9kgは、3台の中でも頭ひとつ軽く、片手で持ち上げた瞬間の軽さがそのまま日々の掃除のしやすさにつながります。

ほこり感知センサーがゴミの量を見てパワーを自動調整してくれるので、常にターボモードで使うよりバッテリーを長持ちさせやすい設計です。

ただし実際の口コミでは、一軒家をフル充電1回で掃除しようとすると、途中でバッテリーが切れてしまったという声もあります。

ワンルームや2LDKくらいまでの広さで、こまめに使う人には十分ですが、広い一軒家を一気に掃除したい人には物足りない可能性があります。

ゴミ捨てそのものをなくしたいなら、Shark EvoPower NEO+

EvoPower NEO+最大の特徴は、掃除が終わったらドックに戻すだけで、本体の中のゴミを自動で吸い上げてくれる点です。

本体重量も1.7kgと軽く、日常的にゴミ捨てをしたくない人には理にかなった仕組みです。

口コミでは、自動でゴミを吸い上げる際の音がそれなりに大きい、という指摘があるので、夜間や早朝に使う人は少し気になるかもしれません。

ドックの設置スペースが必要になる点も、購入前に置き場所を考えておいたほうがいいポイントです。

吸引力とブランドの実績で選ぶなら、Dyson V8

V8は上位モデルのV12(150AW)と比べると吸引力は115AWとやや控えめですが、その分、上位モデルより価格を抑えられるのが特徴です。

口コミでは、カーペットの上ではやや吸引力不足を感じるという声がある一方、フローリング中心の部屋では十分という評価も多く見られます。

連続使用時間は最長40分(エコモード時)ですが、パワフルモードで使うとその分短くなる点は、他の2台と同じく注意が必要です。

本体重量は約2.6kgと3台の中では一番重いので、階段の掃除など持ち上げる場面が多い家では、負担に感じる人もいるかもしれません。

結局どれにするか迷ったら

ワンルームや2LDKくらいの広さで、こまめにサッと使いたいなら、IC-SLDC8の軽さが一番効いてきます。

掃除自体は好きでも、ゴミ捨てだけはどうしても後回しにしてしまうという人には、EvoPower NEO+の自動ゴミ捨てが合っています。

フローリング中心の部屋で、吸引力とブランドとしての安心感を優先したいなら、V8が無難な選択です。

どれを選ぶにしても、公表されているバッテリー時間は最も弱いモード(エコ・自動)での数字であることが多いので、実際にはそこから2〜3割短くなるくらいの感覚で見ておくと、期待と実際のズレが少なくて済みます。

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