冬になると、暖房をつけているのに窓の近くだけ寒い。
窓に手を近づけると、ヒヤッとした冷気を感じる。
そんな窓の寒さ対策として、今回はプラダンを使った簡易二重窓をDIYします。
本格的な内窓を取り付けるとなると、それなりの費用もかかりますからね。
そこで、今ある窓の内側にプラダンをもう一枚取り付けて、簡易的な二重窓にします。
ただ、このDIYで一番分かりにくいのが「窓のどこを測るの?」というところ。
DIY経験者なら「内寸を測る」と言われれば分かるかもしれません。
でも、初めてなら内寸と言われてもピンときませんよね。
今回は、そこから説明します。
メジャーをどこに当てるのか、何か所測るのか、測った数字から材料の寸法をどう決めるのか。
実際の数字を使ったサンプルを入れながら、材料を買ってから取り付けるところまで順番に説明します。

- 今回作るのは、左右にスライドできる簡易二重窓
- 「内寸」って、どこを測るの?
- 横幅は1か所ではなく3か所測る
- 高さも3か所測る
- なぜ6か所も測るのか
- ここでプラダンのサイズを決めてはいけない
- 使うレールは「上用」と「下用」がある
- 4mmのプラダンを使うなら、レールの溝も確認
- 材料は何を買えばいい?
- プラダンは4mm厚を選ぶ理由
- レールを取り付ける前に、窓枠をきれいにする
- レールの長さを測る
- レールをカットする
- 上下のレールを取り付ける
- プラダンの高さを決める
- プラダンの幅は「窓幅÷2」だけではない
- プラダンをカットする
- プラダンをレールにはめ込む
- 動きが悪いときは、無理に押さない
- 取っ手を付けると開閉しやすい
- 完成したら、ここをチェック
- 材料費はどれくらい?
- 材料を選ぶときのポイント
今回作るのは、左右にスライドできる簡易二重窓
今回使うのは、プラダンとガラス戸レールです。
窓枠の上と下にレールを取り付け、そこへプラダンを2枚入れます。
左右のプラダンを少し重ねることで、中央部分にも大きな隙間ができないようにします。
プラダンとガラス戸レールを使った簡易二重窓は、実際のDIYでも使われている方法です。
ただし、これはあくまで簡易的なDIYです。
本格的な内窓と同じ断熱性能になるわけではありません。

「内寸」って、どこを測るの?
ここでは「内寸」という言葉を使いますが、難しく考えなくて大丈夫です。
プラダンを入れたい窓枠の中の空間を測るだけです。
横幅なら、左側の窓枠の内側から、右側の窓枠の内側まで。
高さなら、上側の窓枠の内側から、下側の窓枠の内側までです。

つまり、ガラスの大きさを測るわけではありません。
窓枠の外側から外側でもありません。
「ここにレールを付けて、ここへプラダンを入れる」という空間を測ります。
横幅は1か所ではなく3か所測る
次にメジャーを使います。
横幅は、上・中央・下の3か所を測ります。

例えば、測った結果がこうだったとします。
| 測る場所 | 実測値 |
|---|---|
| 上 | 120.2cm |
| 中央 | 120.0cm |
| 下 | 119.8cm |
3か所測ると、窓枠が完全に同じ寸法ではないことも分かります。
高さも3か所測る
高さも同じです。
今度は左・中央・右の3か所を測ります。

| 測る場所 | 実測値 |
|---|---|
| 左 | 100.4cm |
| 中央 | 100.2cm |
| 右 | 100.5cm |
これで、横3か所、高さ3か所。
合計6か所を測りました。
なぜ6か所も測るのか
窓枠は、完全な長方形とは限らないからです。
例えば今回のサンプルでは、高さが100.4cm、100.2cm、100.5cmと違っています。
一番大きい100.5cmだけを見てプラダンを作ると、中央の100.2cmの場所で大きすぎる可能性があります。
だから、まず窓のどこが一番狭いのかを確認します。
ここでプラダンのサイズを決めてはいけない
「高さが100.2cmだったから、プラダンも100.2cmに切ろう」と考えるのはまだ早いです。
プラダンはレールに入れるからです。
使用するレールによって、プラダンを入れるために必要な寸法が変わります。
そこで順番が大切になります。

窓を測る → レールを決める → レールを実際に確認する → プラダンを切る
この順番です。
使うレールは「上用」と「下用」がある
ガラス戸レールには上用と下用があります。
深い溝の方が上用、浅い溝の方が下用です。

こを逆にすると、プラダンがうまく収まりません。
実際のDIY事例でも、上用・下用を間違えないことが注意点として挙げられています。
4mmのプラダンを使うなら、レールの溝も確認
プラダンには厚みがあります。
今回は4mm厚程度を想定します。
ただし、「4mmだからレールなら何でもいい」というわけではありません。
レールの商品説明を確認し、プラダンの厚みに合うものを選びます。
材料は何を買えばいい?
基本的に必要なのは次のものです。
- 4mm程度のプラダン
- 上用ガラス戸レール
- 下用ガラス戸レール
- レール固定用の両面テープ
- メジャー
- 長い定規
- カッターナイフ
- 必要なら小型の取っ手
プラダンは4mm厚を選ぶ理由
プラダンは薄すぎると扱いやすい反面、窓の大きさによってはたわみやすくなります。
初めてなら、まず小さめの窓で4mm厚程度から試すと作業しやすいでしょう。
レールを取り付ける前に、窓枠をきれいにする
両面テープでレールを固定するので、取り付け面のホコリや油分を落とします。
ここを雑にすると、せっかく取り付けたレールが剥がれる原因になります。
レールの長さを測る
次に、レールを取り付ける場所の横幅を測ります。
上側と下側をそれぞれ確認してください。
古い窓などでは、上と下で長さが違うことがあります。
レールを窓枠に当てて、左右の位置を確認してからカットします。
レールをカットする
長さが決まったら、レールを窓枠の幅に合わせてカットします。
カットしたレールは、取り付ける前に一度窓枠へ当てて確認してください。
上下のレールを取り付ける
まず上用レールを窓枠の上側へ取り付けます。
次に下用レールを下側へ取り付けます。
このとき上下が平行になっていることを確認します。
ここがズレると、プラダンがスムーズに動かなくなります。
プラダンの高さを決める
レールを取り付けたら、上下レールの間を測ります。
ここが、プラダンの高さを決めるときの基準になります。
例えば、上下レールのプラダンを入れる位置の間が99.8cmだったとします。
この場合、プラダンを99.8cmぴったりにするのではなく、レールの構造を確認し、スムーズに動かせる余裕を取ってカットします。
プラダンの幅は「窓幅÷2」だけではない
左右2枚のプラダンを使う場合、窓幅を単純に2で割るだけではありません。
中央で少し重ねるからです。
例えば窓の幅が120cmで、中央を4cm重ねるなら、左右それぞれ60cm+2cmという考え方ではなく、左右どちらも中央側が重なるように寸法を設定します。
中央の重なりを小さな窓で3cm前後、大きめの窓で4〜5cm程度とする例があります。
この重なりを作ることで、閉めたときに中央が完全に分離するのを防ぎます。
プラダンをカットする
ここまで来て、ようやくプラダンを切ります。
長い定規を当てて、まっすぐカットします。
一度に力を入れて切るより、何度か刃を走らせた方が切りやすくなります。
切断面が気になる場合は、後で保護材を付ける方法もあります。
プラダンをレールにはめ込む
いよいよ取り付けです。
まず、プラダンの上側を深い上レールへ差し込みます。
次に、そのままプラダンの下側を下レールへ落とします。
これで1枚目が入りました。
反対側も同じように取り付けます。
動きが悪いときは、無理に押さない
プラダンを左右へ動かしてみます。
もし引っかかるなら、力を入れる前に次を確認してください。
- プラダンの高さが大きすぎないか
- 上下のレールが平行になっているか
- プラダンの厚みとレールが合っているか
- レールにゴミが入っていないか
取っ手を付けると開閉しやすい
プラダンは薄いので、端をつまんで開け閉めするより、小型の取っ手を付けると使いやすくなります。
完成したら、ここをチェック
完成したら、次の4点を確認します。
- 左右へスムーズに動く
- 中央がきちんと重なっている
- 上下のレールが外れていない
- 大きな隙間が残っていない
材料費はどれくらい?
窓の大きさや材料によって変わりますが、プラダン・レール・両面テープなどを使った簡易二重窓は、数千円程度で作った実例があります。
ただし、大きな窓になるとプラダンの枚数や補強材が増えるため、費用も上がります。
だからこそ、最初は小さな窓から試すのがおすすめです。
材料を選ぶときのポイント
プラダン
今回の基本は4mm程度。
窓のサイズが大きい場合は、強度や反りも考えて選びます。
購入時には、板が反っていないかも確認したいところです。
ガラス戸レール
プラダンの厚みに合うものを選びます。
上用と下用をセットで考えてください。
両面テープ
レールを固定するので、窓枠の材質に合ったものを選びます。
賃貸住宅では、剥がしたときのことも考えてください。
▶ レール固定用の両面テープを確認する
※プラダンやレールは窓の大きさ、プラダンの厚み、レールの仕様によって必要なサイズが変わります。
記事中の数字は採寸方法を説明するためのサンプルです。
自宅の窓を必ず測ってから材料を選んでください。
※このDIYは簡易的な窓の寒さ対策です。
本格的な内窓と同じ性能を保証するものではありません。



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